「欲しいものがあっても、我慢しなさい」
お金を貯めるための基本として、よく言われることです。欲しいものを全部買っていたら、お金はいくらあっても足りません。
でも、あえて言います。欲しいものを「我慢」するのは、やめていい。我慢は長く続かないうえに、我慢した反動で、かえって大きな買い物をしてしまうことがあるからです。必要なのは我慢ではなく、「欲しい」が本物かどうかを確かめる仕組みです。
我慢が衝動買いを生む
ダイエット中にお菓子を我慢し続けると、ある日まとめて食べてしまう。お金でも同じことが起きます。欲しいものを我慢し続けると、ストレスがたまり、セールや給料日に「今まで我慢したから」とまとめて買ってしまうのです。
しかも、「我慢しなければ」と考えている間、頭の中はずっとその商品のことでいっぱいです。我慢は、欲しい気持ちを消すのではなく、むしろ強くしてしまうことがあります。
我慢しない代わりに「24時間ルール」
おすすめしたいのは、我慢ではなく「24時間待つ」ことです。欲しいと思ったら、買うのをやめるのではなく、買うのを1日だけ先にのばします。
| 我慢する | 24時間ルール | |
|---|---|---|
| やること | 買わないと決める | 「明日も欲しければ買う」と決める |
| 気持ち | ずっと欲しいまま | 1日たつと、落ち着いて考えられる |
| 結果 | 反動でまとめ買いしやすい | 本当に欲しいものだけ買える |
衝動的な「欲しい」は、時間がたつと驚くほど小さくなります。1日たっても欲しいものは、本当に欲しいもの。そのときは、気持ちよく買えばいいのです。
金額が大きいものは、待つ時間を長くします。目安は、1万円未満なら24時間、数万円なら1週間、それ以上なら1か月です。
待っている間に考える3つの質問
- 何回使うか。1回しか使わないものと、毎日使うものでは、同じ値段でも価値が違います。(お金持ちは「価格」を見ない。「単価×回数」を見る)
- 置き場所はあるか。持っているものと役割がかぶっていないか、家に置く場所はあるかを考えます。
- セールでなくても買うか。「今だけ安い」が理由なら、本当に欲しいのか、安いから欲しいのかを分けて考えます。
落とし穴:「待つ」が使えない場面もある
- 生活に必要なものは、待たなくていい。壊れた家電の買い替えや、日用品の補充まで待つ必要はありません。ルールは「欲しいもの」に使います。
- 「数量限定」「今日まで」に弱いときは注意。急がせる売り方は、考える時間を奪うためのものです。それで買えなかったものは、縁がなかったと考えるくらいでちょうどいいでしょう。
- カートに入れたまま放置しない。通販サイトのカートに入れっぱなしにしていると、値下げの通知などで「今買わなきゃ」と思わされます。待つときは、カートからも外しておくと落ち着いて考えられます。
結論:我慢ではなく「待つ」で、本当に欲しいものだけを買う
「欲しいものは我慢しろ」という教えは、使いすぎを防ぐという意味では正しい教えです。でも、我慢は長く続かず、反動を生みます。
欲しいものは我慢しなくていい。ただし、1日だけ待つ。それだけで、衝動買いは減り、本当に欲しいものは気持ちよく買えるようになります。
今日からできること
- 次に「欲しい」と思ったら、スマホのメモに商品名と日付を書く
- 24時間(高いものは1週間〜1か月)たってから、もう一度欲しいか考える
- 通販サイトのカートに入れっぱなしのものを整理する
- 1か月後、メモを見返して「買わなかったもの」を数えてみる
お金の「OS」を、書き換えよう。
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