「臨時収入はご褒美に使え」は半分正しい。思わぬお金を活かす「3分割ルール」

「臨時収入はご褒美に使え」は半分正しい。3分割ルール MONEY

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「思わぬお金が入ったら、自分へのご褒美に使えばいい」

ボーナスの上乗せ、ちょっとした臨時の手当、お祝い金、還付金。予定していなかったお金が入ると、「もともとなかったお金だから」と使いたくなります。

この考え方は、半分正しいです。臨時収入を少し楽しむのは、悪いことではありません。でも、「全部ご褒美」にしてしまうと、せっかくのお金がいつのまにか消えてしまいます。反対に、「全部貯金」では、がんばった自分に何も残りません。

臨時収入は、なぜ消えやすいのか

毎月の給料は、使い道がある程度決まっています。一方、臨時収入には決まった使い道がありません。「もともとなかったお金」という気持ちもあって、ふだんなら買わないものに、気軽に使ってしまいがちです。

使い道を決めていないお金が消えていく仕組みは、「とりあえず貯金」はしなくていい。目的のないお金は、いつか“なんとなく”消えるでも書いています。

思わぬお金は「3つに分ける」

おすすめは、臨時収入が入ったら、使う前に3つに分けてしまうことです。

分け先 割合の目安 使い道
楽しむ 2〜3割 ご褒美、家族での食事、欲しかったもの
備える 4〜5割 生活防衛資金、近いうちの大きな出費(家電の買い替えなど)
育てる 2〜3割 自分の学び、長く使わないお金を育てる箱

割合は目安です。生活防衛資金がまだ足りないなら「備える」を多めに、すでに十分あるなら「楽しむ」や「育てる」を増やしてかまいません。

大事なのは、使う前に分けることです。使ってから残りを貯めようとすると、たいてい何も残りません。ボーナスの使い道を先に決める考え方は、「ボーナスが出てから考える」人ほど、お金が残らない。使い道は”出る前”に決めるにもまとめています。

「楽しむ」分は、罪悪感なく使い切る

3分割の中の「楽しむ」は、使い切って大丈夫です。むしろ、ここを我慢すると、残りのお金にも手をつけたくなります。決めた分を気持ちよく使うから、ほかの2つを守れるのです。

どうせ使うなら、モノより経験や、家族と過ごす時間に使うと、満足が長く残りやすくなります。

落とし穴:分ける前に確認すること

  • 税金がかかるお金かどうか。副業の収入や一時的な所得など、臨時収入の種類によっては、あとから税金の申告や支払いが必要になることがあります。その分は先に取り分けておくと安心です。条件は国税庁やお住まいの市区町村で確認してください。
  • 高い金利の借金があるなら、先に返す。リボ払いやカードローンの残高があるなら、臨時収入はまず返済に回すのが、いちばん確実な「得」です(「リボ払いは毎月の支払いが一定で安心」は半分正しい。リボ払いのしくみと落とし穴)。
  • 「臨時」が毎年あるなら、それは収入。毎年ほぼ同じ時期に入るお金は、臨時ではなく、年間の計画に入れておきましょう。

結論:ご褒美は「全部」ではなく「一部」

「臨時収入はご褒美に」という言葉は、がんばった自分を大切にするという意味で正しい教えです。ただし、ご褒美にするのは一部だけ。残りは備えと未来に回す。

楽しむ・備える・育てる。3つに分けるだけで、思わぬお金は「気づいたら消えていたお金」から、「今も未来も少し豊かにするお金」に変わります。

今日からできること

  1. この1年で入った臨時収入を思い出し、何に使ったかを書き出す
  2. 自分の「楽しむ・備える・育てる」の割合を決めておく
  3. 次に臨時収入が入ったら、使う前にその割合で分ける

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