動物学者

動物学者のダイアン・フォッシーはマウンテンゴリラの生態を研究するために野生の群れの中に入っていくという斬新な手法を採りました。当時、獰猛で危険なゴリラを間近で観察する研究者はいなかったのです。しかし彼女は鳴き声を真似したり、ゴリラの好物であるセロリを生のまま食べて見せたりしました。するとゴリラたちは心を開き、ついにはダイアンの髪の毛を撫でるほど親密になったのです。彼女の発表した論文によって、知的で社交的なゴリラの生態が初めて明らかになりました。

危険をさけるばかりではなく、果敢にチャレンジすることで新しい世界が広がります。